『君が死刑になる前に』第3話は、汐梨が犯人に見える材料をわざと並べた回でした。現場にいた。何かを埋めていた。前回は血の付いたナイフまで落としていた。ここまで見せられたら、凛が疑いを強めるのは当然です。
ただ、第3話の核心はそこではありません。怪しい材料はそろっているのに、肝心の犯行と噛み合っていないのです。
宮地の死因は絞殺でした。ナイフではありません。しかも終盤では、汐梨が現場にいた時間のあとも宮地が生きていた可能性まで浮上しました。
つまり第3話は、汐梨犯人説を強めた回ではなく、汐梨犯人説を崩した回です。
この記事では、第3話の違和感を3つに絞りながら、犯人は誰なのか、そして死亡時刻がなぜずれたのかを考察します。


『君が死刑になる前に』第3話あらすじと注目ポイント
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琥太郎たちは7年前にタイムスリップし、教師連続殺害事件を止めようとしていました。しかし事件は止まらず、第3話では新たに宮地が殺害されます。
しかも宮地の殺害現場には、汐梨がいたことが分かりました。凛が汐梨への疑いを強めたのも、この流れがあったからです。
ところがその後、宮地の周辺を調べるうちに、汐梨以外にも宮地を消したい人物がいた構図が見えてきました。
第3話の違和感3点
第3話で大きかったのは、事件の見え方が途中からはっきり変わったことです。ここでは、その流れを決定づけた違和感を3つに絞って見ていきます。
違和感① 汐梨は怪しいのに、決定打だけが噛み合わない
今回もっとも強く印象づけられたのは、汐梨の怪しさでした。
冒頭では、宮地が殺される場面に女性の息遣いが重ねられました。その後には、女性が穴を掘って何かを埋める映像が映り、その人物が汐梨だと分かります。さらに前回の流れでは、血の付いたナイフを落としていた場面までありました。
ここまで重なると、視聴者は「やはり汐梨が犯人だ」と考えます。実際、第3話はそこに強く誘導していました。
ただし、ここで決定的なズレがあります。宮地の死因は絞殺です。
つまり、前回見せられた血の付いたナイフと、今回の死因が一致していません。
ここは見逃せません。第3話は汐梨を怪しく見せました。しかし、怪しく見せる演出と実際の犯行がズレているのです。このズレがある以上、汐梨をそのまま犯人と読むのは早すぎます。
むしろ第3話は、汐梨を犯人に見せるミスリードをかなり露骨に積んできました。怪しいのは事実です。ただ、怪しさがここまで並ぶと、逆に真犯人を別に置いた誘導が見えてきます。
違和感② 宮地は「巻き込まれた被害者」ではなく、自分で火種を広げていた
第3話で一気に立ち位置が変わったのが宮地です。
今回、町長は宮地に写真を撮られ、300万円を請求されたと話していました。しかも警察の会話からは、宮地がほかにも誰かを強請っていたことまでうかがえます。
この時点で宮地は、ただ現場にいただけの人物ではありません。人の弱みや不正を嗅ぎつけ、それを金に変えようとしていた人物です。
この視点で見直すと、前回、白鳥先生の自宅前に宮地がいた場面も意味が変わります。あれは事件への直接関与というより、白鳥先生の周辺にある何かを掴み、強請りの材料を探っていたと見る方が通ります。
ここは推定です。ですが、今の情報を並べると、宮地は黒幕ではありません。真相の周辺を嗅ぎ回って金に変えようとしていた人物です。だからこそ、多方面に恨みを買っていました。
第3話で見えてきたのは、宮地自身が火種を抱えていたことです。つまり今回の焦点は、「宮地は何者か」ではなく、「その宮地を誰が消したのか」に移りました。
違和感③ 死亡時刻がずれていたなら、汐梨犯人説は崩れる
第3話の核心はここです。
馬渕さんたちは車載カメラやイベント会場の映像を追い、汐梨が現場にいたとされる時間のあとも宮地が生きていた線にたどり着きました。ここで事件の見え方が一気にひっくり返ります。
汐梨は18時ごろ現場にいたとされていました。だから凛は疑いを強めました。ですが、その後に宮地の生存を示す映像があるなら、汐梨が現場にいたことと、宮地を殺したことはイコールではありません。
つまり崩れたのは、人物評価ではありません。警察が見ていた死亡時刻そのものです。
今回は、汐梨が現場にいたとされる時間と、その後の映像に映った宮地の動きが食い違っていました。にもかかわらず、次回予告では琥太郎が「警察の死亡時刻がずれていた」と口にしています。
第3話は、汐梨を犯人に見せる回ではありません。死亡時刻の前提を崩し、汐梨犯人説をひっくり返す回でした。今回の違和感は、全部ここに向かっています。
第3話の犯人考察|宮地を殺したのは誰なのか
第3話で見るべきなのは、犯人が誰かを広げることではありません。
汐梨が怪しいのに、犯行とは噛み合っていないことです。
汐梨は現場近くにいた。何かを埋めていた。前回は血の付いたナイフまで落としていた。ここまで並べられたら、犯人だと思わされます。
ですが、宮地の死因は絞殺でした。ここが決定的にズレています。
さらに第3話では、汐梨が現場にいた時間のあとも、宮地が生きていた可能性が浮上しました。これで崩れたのは、汐梨への印象ではありません。警察が見ていた死亡推定時刻の前提です。
つまり第3話の犯人考察は、「真犯人は誰か」を細かく広げる段階ではありません。汐梨犯人説が崩れ、争点が死亡時刻のズレに移った。まず押さえるべきなのは、そこです。
💡ポイント
・宮地の死因は絞殺で、ナイフ描写と噛み合っていません
・宮地は複数人を強請っており、恨みを買っていました
・死亡時刻がずれている以上、汐梨犯人説は崩れます
・犯人は宮地に弱みを握られていた別の人物です
第3話の伏線まとめ
今回の本筋は死亡時刻のズレでしたが、その一方で今後につながる伏線もかなり増えました。ここでは、次回以降に効いてきそうな点を絞って整理します。
馬渕は「ただのカメラマン」ではなかった
今回、馬渕さんは自分がゴシップを追うカメラマンだったと明かしました。これはかなり大きいです。
人の裏側を嗅ぎ、隠された事実を拾うことに慣れているからこそ、車載カメラにも目が行ったし、宮地の部屋にも踏み込みました。今回の突破役は明らかに馬渕さんです。今後も、表に出てこない事実を掘る役として動くはずです。
宮地の部屋にあったイベントポスター
宮地の部屋に貼られていたポスターと、イベント会場の映像がつながったことで、現場だけでは真相に届かないことがはっきりしました。
この作品は今後、誰がどこにいたか、何時に何をしていたかという時間と行動の照合が決定打になります。第3話は、そのルールをはっきり示した回でもありました。
白鳥先生の家の前に宮地がいた理由
まだ未回収ですが、今回の宮地像を踏まえると見え方は変わります。
宮地は、ただ事件現場の近くにいた人物ではありません。秘密や不正を嗅ぎつけて金に変えようとする人物でした。そう考えると、白鳥先生の家の前にいた理由も、何かを掴んでいたからだと読む方が通ります。
ここはまだ推定です。ただ、宮地を黒幕と見るより、真相のまわりを嗅ぎ回っていた男と見る方が、第3話の情報とは噛み合います。
まとめ
『君が死刑になる前に』第3話は、汐梨をもっとも怪しく見せた回でした。現場にいた。何かを埋めていた。前回はナイフまで落としていた。それでも、決定打だけは噛み合っていませんでした。
宮地の死因は絞殺です。しかも、汐梨が現場にいたあとも宮地が生きていた可能性が出てきました。ここまでくると、第3話の核心はもうはっきりしています。
焦点は汐梨犯人説ではありません。死亡推定時刻のズレです。第3話は、犯人像を広げる回ではなく、事件の前提そのものを崩した回でした。
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第4話では、このズレが事件全体を崩すはずです。



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