ネトフリ『ダウンタイム』手術シーンは本物?特殊メイク・ダミーの正体

Netflixシリーズ『ダウンタイム』を見ていて、思わず目をそらしたくなった人もいるのではないでしょうか。

皮膚にメスを入れる瞬間や脂肪吸引、術後の腫れや傷まで、手術シーンがあまりにもリアルです。

「本当に切っているの?」「どこまで特殊メイク?」と気になりますが、もちろん実際に俳優に手術をしているわけではありません。

あのリアルな手術シーンは、特殊メイク・特殊造形・ダミー人形・医療監修などを組み合わせて作られていました。

しかも、脂肪吸引で映っていた“脂肪”には、まさかの食材まで使われています。

『ダウンタイム』の手術シーンがどう撮影されたのか、Amazing JIROさんや出演者が明かした舞台裏から見ていきます。

目次
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ダウンタイムの手術シーンは本物?

結論からいうと、『ダウンタイム』の手術シーンは本物の手術ではありません。

本作で特殊メイク・特殊造形ディレクションを担当したのは、特殊メイクアーティストのAmazing JIROさん。

Netflix公式でも、特殊メイク・特殊造形ディレクションにAmazing JIROさん、VFXスーパーバイザーに野﨑宏二さんがクレジットされています。

さらに美容外科に関する描写は、高須クリニックが監修しています。

高須幹弥医師は公式動画で、高須クリニックの医師や看護師が撮影現場に入り、手術風景や展開を監修したことを明かしています。

つまり、見た目だけをそれらしく作ったのではなく、特殊造形と実際の美容医療現場の知識を重ねて、あの“本物っぽさ”を作っていたということです。

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手術シーンはどう撮った?ダミー人形の正体

『ダウンタイム』の手術シーンで特に驚かされるのが、メスを入れるアップの映像です。

「俳優の皮膚に特殊メイクをして撮っているのでは?」と思ってしまいますが、ここにはさらに大掛かりな仕掛けが使われていました。

渡部篤郎そっくりのダミーをAmazing JIROが公開

Amazing JIROさんは2026年9月25日、自身のXで『ダウンタイム』の手術シーンに使用したダミー人形を公開しました。

写真に写っているのは、渡部篤郎さん本人と見間違えるほどリアルに作られたダミーです。

驚くのは、顔だけを似せた人形ではないこと。

実際にメスを入れるアップの場面で、このダミーが使われていました。

俳優本人の演技とダミーのアップをつなぐことで、「本当に皮膚を切っている」と錯覚するほどリアルな映像になっていたわけです。

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研ナオコ・天野はな・安達祐実・風間俊介にもダミーを使用

安達祐実さんの場面でも、特殊メイクは単に顔を変えるためだけではなく、整形を繰り返す人物の痛みや不安を見た目から伝える役割を果たしていました。

表情と特殊メイクが重なることで、人物の苦しさまで伝わってくるのが印象的です。

そして、リアルさを支えていたのは特殊メイクだけではありません。

Amazing JIROさんによると、渡部篤郎さんに加え、研ナオコさん、天野はなさん、安達祐実さん、風間俊介さんの手術シーンでも、メスを入れる寄りの映像にダミーが使われています。

特殊メイクを施した本人の映像と、本人そっくりに作られたダミーへメスを入れる映像をつなぐことで、どこからが本人で、どこからがダミーなのか分からないほどリアルな手術シーンになっていたということです。

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ダウンタイムの特殊メイクはどこまで本物に見せている?

『ダウンタイム』では手術用ダミーだけでなく、俳優本人に施す特殊メイクも徹底されています。

シネマトゥデイのAmazing JIROさんへの取材によると、特殊メイクを施したキャストはシークレットキャストを含め13人。

整形後だけでなく、整形前、手術直後の腫れや内出血、回復していく途中まで作り分けられています。

景井ひなは顔と胸の特殊メイクに約4時間

國分佳奈、通称「かなぶん」を演じた景井ひなさんは、『ダウンタイム』の撮影で受けた特殊メイクについて本人が明かしています。

モデルプレスのインタビューでは、顔や胸の特殊メイクに約4時間、さらにヘアメイクに1時間かかったと説明しています。

出典:モデルプレス「Netflix『ダウンタイム』景井ひなインタビュー」

顔と胸の特殊メイクに約4時間、ヘアメイクまで合わせると撮影前の準備だけで計約5時間かかっていたことになります。

実際の映像を見ると、特殊造形を施した状態でも表情や動きは自然で、手術シーンのリアルさがよく分かります。

さらに驚くのが、豊胸後の胸の作り方です。

胸だけにパーツを付けていたのではなく、肩からお腹付近まで覆う大掛かりな特殊造形を装着していました。

景井さんによると、この特殊造形は重く、休憩中には専用のクッションに胸を乗せていたそうです。

約4時間をかけた顔と胸の特殊メイクに加え、ヘアメイクまで含めて約5時間。あのリアルな姿を作るために、それだけ大掛かりな準備が行われていました。

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天野はなは整形前も整形後も特殊メイク

田中善子を演じた天野はなさんは、さらに特殊です。

一見すると「整形前だけ特殊メイクで、整形後が本人の顔」と思いますが、実際は違いました。

天野さん本人がInstagramで、「beforeもafterも特殊メイクです」と明かしています。

Yuki Saito監督もインタビューで、田中善子については整形前と整形後の両方に特殊造形を施し、天野さんの素顔のまま映っているカットはないと説明しています。

天野さんは別のInstagram投稿で、特殊造形された鼻や上唇を見せた写真も公開。

さらに手術シーンで使用した顔のレプリカを「私の代わりに手術を耐え抜いてくれた相棒」と紹介しています。

整形前、整形後、さらにメスを入れるための顔のレプリカ。

田中善子という一人の人物のために、複数の“顔”が作られていたことになります。

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研ナオコは顔の10数パーツを特殊メイク

坂下ゆり子を演じた研ナオコさんの変貌も、『ダウンタイム』の中で特に衝撃的でした。

公開されたメイキング情報によると、研ナオコさんには鼻やまぶたなど10数パーツに及ぶ特殊メイクが施されています。

整形前から手術直後、ダウンタイム、整形後まで、同じ研ナオコさんが演じながら外見を段階的に変えています。

これだけのパーツを使いながら表情や視線まで不自然に見えないところに、特殊メイクの完成度の高さが表れています。

さらに印象的なのが、整形後の姿だけでなく、腫れや傷が残るダウンタイム中の姿まで描かれていること。

その顔で本音をこぼす研ナオコさんの演技を見ると、特殊メイクが見た目を変えるだけでなく、坂下ゆり子の迷いや切実さまで伝えるために使われていることが分かります。

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脂肪まで本物に見える理由は?実はマンゴープリンだった

リアルなのは皮膚や顔だけではありません。

脂肪吸引シーンでチューブの中を流れていた脂肪も、本物のように見えました。

ところが、その正体は意外なものでした。

2026年9月24日に公開されたNetflix公式のアフタートークで、松岡茉優さんが撮影の裏側を告白。

吸引された脂肪にはマンゴープリン、血合いの部分にはラズベリーソースが使われていたと明かしています。

知ってから映像を見ると「これがマンゴープリン?」と思ってしまいますが、劇中では食べ物とは到底思えません。

特殊メイクだけでなく、身近な素材まで使いながら、本物の手術に見える質感を作っていたことが分かります。

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なぜここまでリアル?高須クリニック監修とVFXも参加

『ダウンタイム』の手術シーンがリアルなのは、Amazing JIROさんの特殊メイクだけが理由ではありません。

Netflix公式のスタッフクレジットには、特殊メイク・特殊造形ディレクションのAmazing JIROさんに加え、VFXスーパーバイザーとして野﨑宏二さんの名前もあります。

ただし、どの手術場面のどの部分にVFXが使われたのかまでは公表されていません。

一方、高須クリニックは美容外科の描写全般を監修。

高須幹弥医師によると、医師や看護師が撮影現場に入り、実際の手術風景や展開をチェックしていました。

仲里依紗さんはアフタートークで、手術の所作について監修医から実際に施術経験があるのかと驚かれたというエピソードも明かしています。

ダミーだけ、特殊メイクだけではなく、俳優の所作、特殊造形、医療監修、映像技術まで重ねた結果が、あの生々しい手術シーンだったということです。

ダウンタイムのキャスト・あらすじもチェック

『ダウンタイム』には、松岡茉優さん、仲里依紗さんをはじめ、さまざまな悩みを抱えて美容外科を訪れる患者たちが登場します。

「この患者を演じているのは誰?」「どんな役だった?」と気になった方は、キャストや登場人物、あらすじを別記事で詳しく紹介しています👇

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ダウンタイムの手術シーン・特殊メイクまとめ

Netflix『ダウンタイム』の手術シーンは、本物の手術を撮影したものではありません。

Amazing JIROさん率いるチームが特殊メイクや特殊造形を担当し、メスを入れるアップでは俳優本人そっくりのダミー人形も使用されていました。

景井ひなさんは顔と胸の特殊メイクに約4時間、天野はなさんは整形前も整形後も特殊メイク、研ナオコさんには鼻やまぶたなど10数パーツの特殊メイクが施されています。

そして脂肪吸引シーンでは、脂肪にマンゴープリン、血合いにラズベリーソースまで使用。

「本当に手術しているのでは?」と思わせるリアリティは、一つの技術ではなく、特殊メイク・ダミー・医療監修・演技・映像技術を積み重ねて作られていました。

舞台裏を知った後にもう一度見ると、「どこからが本人で、どこからが作られたものなのか」を探すだけでも、違った見方ができそうです。

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