札幌市北区で2023年1月30日に資源ゴミの中から1,000万円が見つかりました。
この1,000万円、持ち主が現れなかった場合、どうなるのでしょうか。気になったのでまとめてみました。
ゴミの中から1,000万円、問い合わせ続出
2023年1月30日、札幌市北区のゴミ回収施設で資源ゴミの中から1,000万円が見つかりました。
札幌市の委託業者が、手稲区と西区から回収した牛乳パックなどの資源ごみの雑紙を分別していたところ、現金が紛れているのを見つけました。
警察では持ち主からの連絡を待っていましたが、持ち主が見つからず、2月21日公表するに至りました。
24日午後までに問い合わせが8件あったそうです。
内容は以下のとおり
- 東京都内で1,000万円失くした
- バッグに入れた1,000万円を落とした
- 北海道旅行中に1,000万円を失くした
- 認知症の祖父母がゴミに捨てた
- 酔って500万円失くした
などです。
ゴミの中から1,000万円、どうなる?
●4月30日までに持ち主が見つからなければ、5月1日に札幌市が所有権を取得します。
『拾得者(拾い主)が拾った現金を届け出てから3ヶ月間は警察署で保管され、持ち主が受け取りにこなかった場合は現金の受け取り権利が拾得者にうつります。
拾得者が引き取り期間(届け出から3ヶ月たった翌日~2ヶ月間)内に引き取れば、全額その人のものです。』
※現金を拾ったら、警察に届け出なければなりません。拾ってから7日以内に届けないと、拾得者の権利が無くなります。
令和3年度 遺失物取扱状況(現金)
警視庁管内の拾得物の中で現金は約33億円でした。
前年度も33億円以上の現金が拾得物として届けられています。
キャッシュレス化が進む中、依然として現金を紛失するケースが後を絶ちません。
現金の遺失届は合計約60億円でした。
遺失届のあった現金のうち、半分近くの行方が分からなくなっています。
しかし、なくした人(遺失者)に返還された金額は約25億円でした。
また、遺失者からの連絡がなく、拾得者に渡った金額は実に約4億円となっています。
まとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は、札幌で見つかった1,000万円の内容と、どうなるのか?ということについてまとめてみました。
さまざまな問い合わせが後を絶たないようです。
持ち主が見つかると良いですよね。
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