『エラー』7話考察|ユメの本性は何だった?父の死とラストの転落の意味

ドラマ『エラー』7話では、ユメの過去と、未央の心の揺れが大きく描かれました。

6話では、ユメが未央の母・美郷の転落に関わっていたことが明かされ、未央はユメを強く拒絶していました。

しかし7話では、ユメだけを責めれば終わる話ではないことが見えてきます。

特に重要だったのは、ユメの父親の死、ユメ母の告白、未央が示談を拒んだ理由、そしてラストで未央とユメが階段から落ちた場面です。

この記事では、『エラー』7話の軽いネタバレを含めながら、ユメの本性、父親の死、未央がユメだけのせいにできなかった理由、ラストの転落の意味を考察していきます。

目次
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ドラマ『エラー』相関図

『エラー』は登場人物同士の関係が複雑になってきたため、相関図で整理すると流れがかなり追いやすくなります。

未央の母・美郷の死をきっかけに、ユメ、佐久間、近藤家、そしてユメの家族まで関係が広がっており、誰がどの立場にいるのかを押さえておくことが考察の前提になります。

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7話のあらすじ(ネタバレ)

『エラー』7話では、ユメの母・千尋が未央に1000万円の示談を申し出ます。

千尋は、裁判になれば未央がユメのことを何度も思い出すことになると話し、示談に応じた方がいいと説得しました。

しかし未央は、お金で解決しようとする千尋の態度に違和感を覚えます。

一方で、未央自身も母・美郷の死をどう受け止めればいいのか分からなくなっていました。

美郷は遺書を持って屋上へ向かっていました。

未央は、母の死を悲しむだけでなく、母が自分を置いて死のうとしたことを許せない気持ちも抱えていました。

その後、千尋は未央に、ユメの幼い頃の過去を語ります。

そこで明かされたのは、ユメの父親の死と、千尋がユメに抱えてきた複雑な感情でした。

終盤では、未央がユメに「あんたのせいじゃない。誰も悪くない。だから私はあんたを許したい」と伝えます。

しかしその後、未央がユメを追いかけた流れでユメがバランスを崩し、2人は階段から落ちてしまいました。

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ユメ父の死で見えた家族の歪み

ユメ父の死は、7話で最も重い回収でした。

ユメの父親は、家族に暴力をふるっていました。

千尋は、その父親に対して「死ねばいいのに」と思っていたと語ります。

そして実際に父親が倒れた時、幼いユメは助けることをやめました。

ユメ父の死に関わる人物は、誰も単純な立場ではありませんでした。

・暴力をふるっていた父親
・「死ねばいいのに」と思っていた千尋
・母と弟を助けたいと思った幼いユメ
・姉をかばい続けた太郎
・家族を無視するようになった千尋

この場面で重いのは、ユメが父親を助けなかったことだけではありません。

幼い子供が「父親がいなくなれば家族を守れる」と思ってしまうほど、家庭そのものが壊れていたことです。

本当に歪んでいたのは、ユメの判断だけではなく、子供にそんな判断をさせてしまった家庭環境だったのだと思います。

父の死をきっかけに、千尋はユメと太郎を無視するようになりました。

その結果、ユメは父親の死だけでなく、母親から見捨てられた痛みまで抱えることになったように見えます。

ユメの本性とは何だったのか

ユメ父の死を踏まえると、千尋が口にした「あの子の本性」という言葉の意味も変わって見えます。

千尋にとってユメは、幼い頃に父親を助けなかった子供でした。

だから千尋は、美郷の転落についても、ユメをただの事故の当事者として見ることができなかったのでしょう。

ただし、7話を見た印象では、ユメの本性は単純な悪意ではありませんでした。

幼いユメは、父親を憎んでいたというより、母と太郎を守りたかったのだと思います。

もちろん、命に関わる場面で助けなかった事実は重いです。

しかしそれを、幼いユメだけの責任として背負わせるのは違うようにも見えました。

千尋自身も、夫に対して「死ねばいいのに」と思っていました。

つまり千尋は、ユメの中に悪意を見ていたというより、自分自身の罪悪感をユメに重ねていたのかもしれません。

ユメの本性とは、ユメの本当の性格というより、千尋が長年恐れてきた“許せない記憶”だったのではないでしょうか。

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未央はなぜ示談にサインしなかったのか

未央は一度、すべてを終わりにしたいと思っていました。

母・美郷の葬式をあげたい。

もう考えたくない。

ユメのことも、母のことも、これ以上思い出したくない。

そう考える未央の気持ちは自然です。

ユメは、美郷の転落に関わっていたにもかかわらず、未央に友達として近づいていました。

未央からすれば、母を失った悲しみに加えて、友達に裏切られた痛みもあります。

それでも未央は、千尋が用意した示談書にはサインしませんでした。

理由は、示談書にサインすることが、ユメだけを悪者にすることだったからです。

美郷は遺書を持って屋上へ向かっていました。

未央自身も、母が自分を残して死のうとしたことを許せないと思っていました。

つまり未央は、母を失った被害者でありながら、母に対する怒りも抱えていたのです。

だからこそ未央は、その示談書にサインできなかったのでしょう。

未央はなぜユメだけのせいにできなかったのか

未央は終盤で、ユメに「あんたのせいじゃない。誰も悪くない。だから私はあんたを許したい」と伝えます。

この言葉は、ユメを完全に許したというより、すべてをユメのせいにして終わらせるのは違うと気づいた言葉だったように見えました。

未央は、母・美郷に冷たくしてしまった後悔を抱えていました。

自殺しようとした母を許せない気持ちもありました。

近藤家の怒りも、未央の中には重くのしかかっていました。

その全部を、ユメのせいにすれば楽だったのかもしれません。

でも、ユメはただ未央を傷つけるためにそばにいたわけではありませんでした。

未央のそばにいた時間も、友達として支えていた時間も確かにありました。

さらにユメの過去を知ったことで、ユメもまた幼い頃から重いものを背負ってきた人物だったと分かります。

だから未央は、ユメだけを悪者にして終わらせることができなかったのでしょう。

「許したい」という言葉は、ユメを無罪にする言葉ではなく、全部をユメに背負わせないための言葉だったのだと思います。

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ラストの転落の意味

7話のラストでは、未央がユメを追いかけます。

その流れで未央の手が当たったように見え、ユメがバランスを崩しました。

未央が故意にユメを突き落とした場面ではないと思います。

ただ、結果的にユメは落ちそうになり、未央も助けようとして一緒に階段から落ちてしまいました。

この場面は、美郷の転落事故と重なります。

ユメは、美郷を止めようとして手が当たり、転落につながったと説明していました。

そして7話では、未央がユメを追いかけた流れで、ユメがバランスを崩します。

つまり7話のラストは、未央がユメと同じような場所に立ってしまった場面です。

誰かを傷つけようとしたわけではない。

でも、止めたい気持ちや感情の勢いが、相手を危険な場所へ追い込んでしまう。

この構図が、美郷の事故と重なって見えました。

7話は、未央がユメを許そうとする回でした。

しかし最後に、未央自身もまた「誰かを落としてしまうかもしれない側」になってしまいます。

ここが、かなり怖いところでした。

最終回は美郷の本音が回収される?

予告では、葬式の場面と屋上らしき場面が映っていました。

さらに、美郷が「許そうとしてみようかな」と話しているような場面もありました。

最終回で回収されそうな点は以下の通りです。

・美郷は本当に飛び降りるつもりだったのか
・最後の瞬間に生きる方へ戻ろうとしていたのか
・ユメの手が当たったことで、戻れなくなったのか
・未央は母を許せなかった自分をどう受け止めるのか
・ユメと未央の転落は、美郷の事故とどう重なるのか

特に気になるのは、美郷が最後に「許そう」としていた可能性です。

もし美郷が死ぬ直前に生きる方へ戻ろうとしていたなら、ユメの手が当たった意味はさらに重くなります。

一方で、未央も今回、ユメを追いかけた流れで、ユメを危険な状態にしてしまいました。

最終回は、ユメ、美郷、未央の3人が抱えていた「許せなさ」が一気に回収されるのかもしれません。

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まとめ

『エラー』7話は、ユメの過去を明かす回でありながら、最終的には「誰が一番悪いのか」を簡単に決められない回でした。

未央は最初、母の死も、自分の後悔も、近藤家の怒りも、すべてユメのせいにしようとしていました。

しかし、美郷は遺書を持って屋上にいました。

未央自身も、母に冷たくしてしまった後悔を抱えていました。

そしてユメもまた、父親の死をきっかけに、子供の頃から重いものを背負ってきた人物でした。

だから未央は、ユメだけを悪者にして終わらせることはできなかったのでしょう。

7話の答えは、ユメを完全に許したというより、全部をユメのせいにするのは違うと未央が気づいたことだったと思います。

最終回は、美郷が本当に死のうとしていたのか、それとも最後の瞬間に生きる方へ戻ろうとしていたのかが描かれそうです。

美郷の本音が明かされた時、未央の「許したい」という気持ちが本物になるのか。

そこが最終回の大きなポイントになりそうです。

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