今回は「怒り」に振り回されないために、数年前に出会った本を紹介させていただきます。
「対人関係療法」の精神科医である水島広子の著書『「怒り」がスーッと消える本』です。
怒りに振り回されトゲトゲするより、怒りを手放してまあるく、ほがらかに過ごせたら、楽に生きられると思いませんか?
『怒り』のコントロール出来ていますか?
私はイラッとしやすく、それが表情や態度に出てしまい、何度も失敗をしてきました。そんな自分が嫌で自己嫌悪に陥り、負の無限ループへ。
「短気は損気」と自分に言い聞かせても、「怒り」をコントロールすることはなかなか難しく、悩んでいました。皆様も、そんな経験はありませんか?
この本と出会い「怒り」のメカニズム?自分でも気づかなかった「怒り」の裏の感情を客観的に知ることが出来ました。
それにより「怒り」のコントロールとまではいかないまでも、「あー私、頑張り過ぎたんだな。誰かに助けて欲しいんだな。」と自分の感情に向き合えるようになりました。
同じような経験をした方に、是非読んでいただきたい一冊です。
『怒り』に振り回されず、ほがらかに生きる(本の内容)
「怒り」手放し「ほがらかに生きる」ための7つの方法
❶「怒り」ってそもそも何のためにあるのか?
①「怒ること=悪いこと」ではなく、怒りには役割があることを知る
②怒りは「何か問題がある」ことを教えてくれるサイン
③自分が怒っていることに気づいたら、「原因究明」に目を向けていこう
④「自分が本当に被害に遭った」のか「相手が問題を抱えているだけ」なのか見抜こう
⑤まずは「怒っている自分」をやさしくねぎらってあげよう
❷「予定狂い」「心の傷」「我慢」の怒りとは?
①「予定が狂ったから、腹が立ったのでは?」と疑ってみる
②「心の傷に触れたから、ムカつくのでは?」と疑ってみる
③「自分が我慢しているから、他人にイライラするのでは?」と疑ってみる
④自分は「どんな状況に、どんな人に」腹を立てがちなのか考えてみる
⑤怒りは自分の「心の悲鳴」と考えてみる
❸「役割期待のずれ」って何?
①相手にムカっときたら、相手への「役割期待」がずれていないかチェックしてみる
②自分が相手に何を期待しているのか、整理して、わかりやすく伝える
③相手が自分に何を期待しているのか、よく確認してみる
④他人を変えようとしてもムダ
⑤ずれをなくすべき相手か、ずれを放置してよい相手かよく考える
❹お互いの領域を守る「話し方」とは?
①他人に「評価を下す」のはやめる
②相手に何か頼むときは、「要求」ではなく「依頼」をする
③不愉快なアドバイスは相手の「心の悲鳴」だと受け止める
④他人からの評価は「自分の価値を表すもの」ではなく、「ただ単に相手が思ったこと」だと受け止める
⑤自分のこととしてとらえず、「受け流す」ことを覚える
❺なぜ、ちょっとしたことで怒りが湧いてしまうのか?
①自分で作り出した「ストーリー」が現実をゆがめていることに気づく
②相手には自分の知らない事情がある、と考える
③現実をありのままに受け止め、評価を下さないクセをつける
④正しさにこだわるのは、やめよう
⑤余計なことは考えないで、「相手が今、話していること」に集中する
❻どうしたら「怒らずに」生きられるのか?
①身のまわりをきちんとすることによって、「主体的に生きている」感覚を養う
②トラブルがあっても、「何かを学べる機会」だととらえる
③大きい視野を、持つようにする
④「我慢」はやめる
⑤「させられている」ではなく、「自分の判断に基づいてやっている」と考える
❼「怒っている人」から被害を受けない方法とは?
①「怒っている人は、困っている人」と受け止める
②他人から怒られたら、「自分への攻撃」ではなく、「相手の悲鳴」ととらえる
③相手の怒りに巻き込まれないように、メールや手紙を活用したり、代弁者を立てたりして、やりとりの工夫をする
④「何を批判しているのか」を具体的に話してもらう
⑤それができない相手は、「よほど困ってパニックになっているのだ」という目で見て、それ以上追い込まないようにする
この本のポイントをそのまま載せましたが、本書では項目ごとに図や具体例を用いながら、分かりやすく解説しています。
『怒り』に関するこの本の著者・水島広子について
AHというのはattitudinal healing(心の姿勢を自ら選ぶことによる癒し)の略語。私が現在最も力を入れている活動です。教科書的な「怖れを手放す」 https://t.co/utqxjTjmuw をお読みいただければと思います。AHサイトは https://t.co/2fMr2ptzi9 です。公式YouTubeは https://t.co/0F31TzWXaT
— 水島広子 (@MizushimaHiroko) November 9, 2021
著者である水島広子は冒頭で紹介したとおり、精神科医で対人関係療法専門クリニックの院長でもあります。
このような対人関係の問題や心の病に関する本を沢山出しています。メディアで取り上げられたり、SNSでも発信しています。
水島広子の書籍はこちらからまとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は『怒り』のコントロール出来ていますか?について、私が一番参考にして、皆様にオススメしたい水島広子の著書『「怒り」がスーッと消える本』を紹介させていただきました。
もう、つまらないことでイライラしない。怒りに振り回されたくないと思ったら、是非読んでみて下さい。
楽に生きれるヒントが沢山ありますよ。
同じように悩まれている方々の、お役に立てたら幸いです。
コメント